センスオブワンダー センスを武器に仕事していくこと

最近は月に2回ほど静岡に帰っています。

仕事でもあり、NPOでのいちぼしマルシェも迫っているし、家族のケアもありまして。自分のルーツを知る、ということは改めて大切だなと感じる日々です。

私の仕事はブランドプロデューサー。

クリエイティブな知識、スキルと、物事を構築していくロジカルな知識、スキルの両方が必要となります。

独立した頃にまとめて下さった記事はこちら。もう三年も前!

何をどう選ぶかにその人らしさがあらわれる

センスっていうのはオシャレかどうかとかではなくて、
物事の微妙な感じをさとる心の動き。微妙な感覚。の事です。

この頃と比べより事業に密接な案件も増えています。今年になって3件ほどM&A・事業継承についてから、と、より川上段階での相談も増えてきました。

ロジカルさというのは大人になってからでも、社会人になってみっちり教え込まれて貰えばなんとかなります。

私の場合は建築学科なので、土地の文脈を読んで設計するというロジカルベースでクリエイティブな仕事をするというフォーマットを二十歳の頃に鍛えてもらっていて、それが今に活きています。

しかしながら

世界にあふれる様々なものに興味を持ち感じる心

は小さな頃に養わなければ、成人してから身につけるのは相当困難です。

最近では大好きな植物の仕事がすごく増えてきて嬉しい限り。本格的なガーデニング歴は7年目ですが、小さな頃からフラワーアレンジメントや生花を習わせてもらっていました。
10歳から続けている書道。高校では書道部部長となって全国大会を目指したり。篆刻といって、木に文字を刻んだり。学園祭では、音楽に合わせて主に植物の水墨画を書いたりしていました。

一番根幹にあるのは、母がガーデニング。幼い頃から常に庭に緑があふれていました。

何かを感じる心が育つようにと毎月どこかの美術館や博物館に連れて行ってもらったのも覚えています。

そういう体験があったおかげで、私の非常に苦手な「誰とでも仲良くしなければならない」「みんなと同じことをする」といった、田舎の小さな世界でもなんとか息ができたのだと思います。

協調性がなく、多動気味で、強すぎる情熱をちゃんとクリエイティブな方向に導いてくれたのです。母は今でも私が小学生の頃の作品をすべてとっておいてくれています。

小学校中学年の頃かな?ドールハウス。この頃から建築・インテリアが大好きだった。

10歳前後のわたしは、今の自分でもちょっと驚くほどの創造性を持っていました。

多くの情報がある東京ではなく、静岡の田舎で、ネットもない中でどうやってこれを作っていたんだろうと思うと謎

今の時代は、ググればなんでも出てくる。けれども、ググれないと何も出来ない。アウトプットがイージーで薄っぺらなものになりがちです。

コピーアンドペーストのクリエイティブなんてクリエイティブではない。内側から湧き上がる情熱と、喜びがなければつまらないなと感じます。

手に入る材料で、工夫して手作り。海で拾った貝殻。プレゼントされた包み紙やリボン。紙粘土に絵の具を混ぜてあらゆるものを作ってました。
この頃の自分がワクワクして作品を作っていたのがわかります。

書道部の友達が書いてくれたものも、まだ大事にとってある。

代官山のアランジアロンゾのお店に連れて行ってもらって、本や絵はがきを買ってもらった喜びも覚えてる。
情報にとっても飢えていたから、キャラクターを全部自分で真似して作って…

埃まみれだけれど全部大事に残ってるのがちょっと嬉しい。

先日は押花インストラクターをしている叔母に作品作りをレクチャーしてもらっていました。

今年75歳、朝から晩まで創作活動。50を超えて好きなことに出会い、インストラクターになって個展も開くほどに。毎月九州に勉強会に行く、毎日があっという間に夜になってしまう、そんな日々をおくれることは幸せですよね。

押し花アートにする葉っぱや花びらの3ミリの角度の違い、ズレが大きく作品の仕上がりを変わるんだから。凝り性のわたしは何時間やっても終わりませんでした

「やっぱり、生花や書道をやっていた人は飲み込みが早いんだよね。余白やリズム、組み合わせをわかっているから」と、叔母…ではなく君子先生。
君子先生は今週末のマルシェにもきてくれます!

無料で押し花しおり、カレンダーができるので是非お越しくださいませ。

様々な事を育んでくれた静岡。この街でやりたいことが、どんどん増えてきています。

5/25(土)いちぼしマルシェ
https://handsome-ambition.com/information/marche/
は、もちろんですが。

ゆるゆるといろんな人が楽しんでもらえることを準備しています。